2/14ページ目 「待て、トルン。誰がお姉さんやのん。あんたは男やろうが!」 「超失礼〜!僕、心は乙女だよ〜!」 男!? 茨王子!?眠れる森の王子様!? 「えっと……?」 「ああ、すまん。こいつはトルンっちゅーて、こんなんでも保健医でな、今日はただの野次馬ぜよ。」 「チアヤ先生だっけ〜?是非ツェル先生のぶっ飛ばしてあげてね〜。」 「あんたは何かわしに怨みでもあるんか!!??」 「強いて言えば、昨日奪われた卵焼きの怨み〜?」 「小っさ!!??」 いやー…仲良しだねー。 なんでも2人は部屋が隣同士なんだそうな。 そんなツェル先生とトルン先生の漫才を暫く生暖かい目で見守っていると、突然ツェル先生が 「もう知らん。相手しよったら日が暮れる。お前はもう、いんじょけ(帰っておけ)。 チアヤ先生、行くぜよ。」 と、ぐったり気味になりながら近寄って来たゆえ、漸く闘技館へ向かう事になった。 んだけども。 「ああ!ツェル先生!丁度良かった!手を貸してー!?」 という、また違う先生がツェル先生の元にやって来た。 ツェルてんてー、人気者ね? それか、本当に優秀な先生をパートナーに持ったのか。 「ああ、もう、次から次へと……!今日は何なん!? グレーテル先生、何の用じゃ!」 「それがね、また愚兄が錬金術を失敗しやがってね、キマイラもどきとSランクの魔物が何体か逃げちゃったの!」 「……またヘンゼルがやらかしたんか………。」 ………えー…私、先ずはどこに突っ込んだらいいのかな?かな? とりあえずね、 ヘンゼルとグレーテルが、人格が入れ代わる歪んだ双子みたいな兄妹じゃなくてよかったです。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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