1/14ページ目 次の日の朝。 レンの作った朝食を皆で食べた後、届いたばかりの制服と昨日貰って来た既製品の制服に着替える。 私がチョイスしたのは、浅蘇芳のベストと赤紫のリボンに深紅のタイピン、アシンメトリーの黒いズボンと、それをインした編み上げブーツ、というコーデ。 でもって属性ブローチを着けた青紫のローブマントを持てば、出発準備完了! 集合時間よりちょっと早いけど準備出来たし、談話室に向かっちゃおうっと。 「最近魔力をごっそり使う事無かったら、今日スッキリ出来たら良いなぁ♪」 「え?どういう事ですか?」 「チアヤは魔力が無限に湧き出る体質ってのは教えたわよね? それを少量だけ残して後は封印しているのだけど、そのせいでたまに魔力を消費しないといけないのよ。」 『脱皮と似たようなものなのー。 残してる古い魔力を捨てて、新しい魔力を補充する感じらしいのー。』 「因みにコレをやらねぇと、チィのご機嫌とんでもなくナナメになるぜ。」 「ちょっ!説明抜けてりゅ!多過ぎる魔力を留めると体調や気分に害を齎すから、でしょ!」 「その前に普通の人がチー姉様ぐらいの魔力持ちだと、ご機嫌ナナメになるぐらいじゃ済みませんよ!?」 ……ディアン君、今、さりげに私を普通じゃないって断言したね……? いいけどね、今更! このプチ鬱憤をツェル先生で晴らしたったれ。と企みながら談話室に入ると、 「お、早いやいか。まだ30分はあるぜよ。」 「へぇ、この子が例の新人さん?可愛い子ね♪ね、ツェルなんかよりお姉さんと遊ばない?」 えっと…ツェル先生の正面に、茨の髪飾りや茨を模したアクセを着けた可愛い系の美人さんが座っていました。 ………眠たそうな顔に茨ときたら……今度は茨姫? [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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