1/41ページ目 「という訳で、夏休みに魔界観光しに行く事になりました!」 とある温室で仁王立ちになり、誇らしげにVサインを突き出した少女が居た。 私だ。 「そうでございますか。楽しんで来て下さいませ。 留守の間、シンと幼霊達のお世話はお任せ下さい。」 『じゃあムッティのつくるおみずがしばらくのめないのかー。チェー。 あ、セツネー!そこのあかいの、もうとっていいぞー!』 「これでございますか?」 それそれー!っていう元気100%なシンの言葉を聞いてから、シンの枝に成った赤い実を切り落とすセツネたん。 その…凄く……大きいです。 「なんか、また変な実が出来たな。」 「チアヤ様、これは調理できるのでしょうか?」 そうなのだよ。 シンが出来て、あれから程なくした頃に不思議で一風変わった実を沢山つけるようになってね! 熟した実をセツネたんが毎日ああやって収穫してくれているんだけれども…… 今日のはまた、一段と不思議木ノ実です。 それは60pぐらいある、大きくて赤く柔らかい、見事なハートの型をしている不思議な実で。 「トマト系かなー?とりあえず、イッツア・チャレーンジ!」 ガブリッ ブシャッ!!! 「ち、チー姉様!?大丈夫ですか!!??」 「ふふ…赤い汁が滴るチアヤも…凄く…良いわ……♪」 「すんげぇ青臭いけどな。」 あい。かぶりついた瞬間、詰まりに詰まりまくった汁が私の上半身にかかりました。 「レンー、これ多分調理出来ないおー。 生で冷やして食べる系。」 「そうなのですか?」 「…果物か?…スイーツはどうだ…?」 「んー、出来てアイス…かなー?」 だって、まさかのスイカ味。 [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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