2/48ﾍﾟｰｼﾞ目 その原因はというと… 「コハク姉様ぁ～♪頑張ってぇ～♪」 っていう、ジョロンナたんの行動が原因です。 コハクたんは紫組。黒組とは敵な訳で。 それなのに、ツェルてんてーの恋人であるジョロンナは黒組に見向きもせずに、同じ《聖霊人形》のコハクを応援しちゃってるもんだから……複雑な男心によるヤケクソらしい。 あと、それにプラスして、 「はいはぁい！今の騎馬戦のオッズは赤組１.５倍！黒組が３.５倍だわよー！ さぁ、ハッタハッター！」 っていう皆さん予想通りの賭博が堂々と行われているから、無駄に熱くなっているのです。 因みに生徒は食券、教師は現金が掛金。 「というか、何なのさ。アレは…！」 「ん？賭博屋がどうしたがで。」 「だってね、可愛過ぎるでしょ!!!」 「……２ｍ弱と500歳越えのおっさんには似つかわん単語やな。」 そこがまた可愛いんじゃまいか！ 賭博屋さんは所謂"長靴をはいた猫"。 実際に履いてるのは長靴じゃなくて、編み上げ軍ブーツだけど。 しかも只のニャンコじゃなく、大男並のガタイ持ちで、顔と手がまんま三毛ニャンコな獣人でね！ あれだ、ハイガ〇ラの白〇の三毛版的な。 ああ、もう…抱き着きたい……！ 思わず手をワキワキさせていると、私目掛けて巨大な雷魂が飛んできた。 ｹﾞｼｯ!!! 「ちょっとー、結界担当者は誰なの？普通に流れ弾が飛んできてるじゃまいか！」 「いや、ちゅーかソノ流れ弾を蹴るなや！でもって場内に戻すってどーゆう事なん!?しかもスピードが増しちょるやん!!」 「あはっ…ついうっかり。」 あ、蹴り戻した魔法が赤組の騎馬に直撃した。 …そんな事もあるよね！ [指定ﾍﾟｰｼﾞを開く] ＜＜重要なお知らせ＞＞@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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