2/3ページ目 「飽きた。」 そう言って青年、秋内瀬海は先程までしていたテレビゲームのコントローラーを放り投げた。 「あー…暇……暇だ暇だ …………ん」 暇暇、と言いながら瀬海はテーブルの上に置いてある本に目がいった。 「あー…(確か母さんが"あんたそんなに暇なら本でも読みなさい"って置いていってた気が) ……どうすっかな」 秋内瀬海はあまり本を読む事は無かった。 だが、生まれつき飽きっぽい瀬海は家に大量にあるゲームに既に飽きてしまっていた。 いくらゲームを買ってきても、クリアする前に飽き。 友達と遊んでいても、飽きて勝手に家に帰り。 唯一飽きるのが"遅い"スポーツにさえ、今の瀬海が汗を流しに出掛ける気にもなれず。 仕方なく、瀬海は母親が適当に買ってきたと思われる本に手を伸ばしたー――― [指定ページを開く] <<重要なお知らせ>>@peps!・Chip!!をご利用頂き、ありがとうございます。
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